熱中症搬送者が全国で4600人超

高齢者中心にリスク拡大中

猛暑による熱中症搬送者が全国で4600人超:高齢者中心にリスク拡大中

夏の備え、できていますか?

各地で猛暑が続くなか、熱中症で病院に搬送された人の数が急増しています。特に高齢者や住宅内での発症が多く、屋外よりも“家の中の暑さ”への対策が重要です。

全国で4600人超が搬送、前年同期の2倍に

以下は、NHK NEWSが2025年7月1日に報じた内容からの引用です。

「先月23日から29日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて4665人でした。(中略)これで、ことし5月1日から先月29日までの累計は1万8133人となり、前の年の同じ時期の9812人と比べて2倍近くになっています。」
NHK NEWS|2025年7月1日配信

搬送者数は前年の2倍という驚異的な数字。特に注目すべきは、全体の半数以上が65歳以上の高齢者である点です。また、最も多かった発症場所は自宅(1998人)で、道路や公共施設を上回っています。

「外よりも家の中」が危ない理由

一般に「熱中症=炎天下の屋外で発症するもの」と思われがちですが、実際には自宅内の熱中症が多いのが実情です。特に高齢者の場合、

・暑さを感じにくくなる

・エアコンを避ける傾向がある

・水分補給を忘れやすい

といった身体的・行動的要因が重なり、“知らないうちに”危険な状態に陥ってしまうのです。

予防策の基本をあらためて確認しましょう

熱中症予防の基本は、以下の4点です。

1.室温28℃以下を保つ(エアコン使用をためらわない)

2.1時間に1回は水分補給(できれば塩分も)

3.直射日光を避け、帽子や日傘を活用

4.暑い日は無理に外出しない・屋内活動も短時間で区切る

搬送者の中には小さなお子さんや働き盛りの世代も少なくありませんが、特にリスクが高いのはやはり高齢者。
「うちの親は大丈夫」と思い込まず、「エアコンは使ってる?」「水、飲んだ?」という日常的な声がけをするだけでも命を守る手助けになります。

今後の天気予報を見ても、梅雨明けの日本列島はしばらく猛暑が続く見込み。

命を守る行動は、ほんの少しの意識と準備から始まります。

※出典:NHK NEWS「熱中症で病院搬送 1週間で全国4600人余 去年同期比2倍以上に」(2025年7月1日 21時46分配信)
NHK記事はこちら

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