株式会社空調服「2026年空調服®展示会」レポートvol.3

展示会の来場者数が過去最高を記録するなか、株式会社空調服はこれからの戦略をどのように描いているのでしょうか。市ヶ谷透代表取締役社長に聞きました。

売上は前年比170%で過去最高の80億円

「昨年は猛暑が続いたうえ、6月に改正労働安全衛生規則が施行されたため、空調服®への関心が高まっています。おかげで、当社の売上は前年比170%で、過去最高の80億円となりました」

そう話すのは、株式会社空調服の市ヶ谷透代表取締役社長です。今ほど熱中症対策が重要視されていなかった時代から空調服®を販売し続けた実績も、企業に安心感を持ってもらえている要因となっていると指摘します。昨今では、企業の購買部などだけではなく、アパレルメーカーなどからも引き合いが増えているそうです。 「新たに防爆仕様でゾーン2でも着用できる空調服を発売し、ガス工事現場などでも活用いただけるようになりました」

ユーザーの関心が高い安全性について積極的に情報を発信

今や空調服®はスポーツやアウトドアなど幅広い場面で使用されるようになりました。しかし市ヶ谷さんは、ビジネス向けにさらにラインアップを増やしていく予定です。

「ファン付きウェアの市場は、ますます広がっています。当社は今年、鉄道技術展に出展し、鉄道事業者にも訴求していきます」

そのためにもアピールしていくのが、安全性です。バッテリーを使用する空調服®は、電気製品の安全を証明するPSEマークを取得し、加えて安全性を確保するための独自の取り組みにも力を入れています。

「バッテリーの安全性に対してユーザーの関心が高まっているので、ホームページなどを通じて当社の取り組みを伝えていきます」

同社は今後、海外展開も視野に入れています。ドイツで開かれた展示会にも出店し、労働安全への意識が高いヨーロッパでの販売も計画しています。 「5年後には海外での売上を数億円規模にしたいですね」と、市ヶ谷代表取締役社長は将来を見据えます。

バッテリー数を増やして完成させた防爆型の空調服®

今回の展示会で、来場者の関心をひときわ集めていたのが、防爆型の空調服®です。防爆型の空調服®は、第2類危険個所(ゾーン2)での着用が可能です。

技術部副部長の井上直紀さんは、「以前から防爆型の空調服®のニーズはありましたが、実現が難しいという課題がありました。専門家から意見を聞くなかで、本質安全防爆構造であれば開発ができるとわかり、開発をスタートしました」

これまでバッテリー1つでファンを2つ駆動していましたが、防爆型の空調服®は1つのバッテリーで1つのファンを動かす仕組みに変え、エネルギーを抑制し着火源となることを防いでいます。

「左右のポケットにそれぞれバッテリーを入れるので左右の重さが同じになり、バランスがとれやすい効果も生まれました」 2025年に販売を開始したところ、すでに2000セット以上の申し込みがあったそうです。防爆型の空調服®によって、株式会社空調服は熱中症対策にさらに貢献していくつもりです。

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