2025年職場における熱中症による死傷災害発生状況

死傷者数は統計開始以来過去最多に

・はじめに
厚生労働省は「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」を5月27日に公表しました。

・死傷者数の状況
職場での熱中症による死亡者と休業4日以上の業務上疾病者の数(あわせて「死傷者数」)は1,803人で、統計を開始した2005年以降最多でした。一方、死亡者数は19人で、2024年に比べて約39%減少しました。

・業種別発生状況
業種別に死傷者数を見ると、製造業が365人、建設業が292人と多く、死亡者数は建設業5人、警備業3人の順でした。

・月別、時間帯別発生状況
月別に発生状況を見ると、約72%が7月または8月の2か月間に集中しており、死亡者数も約79%が7月または8月に集中しています。時間帯別に見ると、午前中や午後3時前後の被災者数が多くなっているものの、どの時間帯でも被災者が発生しています。

・年齢別発生状況
年齢別に死傷者数を見ると、50歳以上が全体の約52%を占めています。死亡者数は40歳代以上に集中し、50歳代以上で全体の約87%を占めています。高齢者は、加齢により身体機能の低下などにより、熱中症のリスクが高まることが影響していると考えられます。

2025年に発生した熱中症による死亡災害のなかには、発症時・緊急時の報告体制の整備・周知が確認できなかった事例や、熱中症予防のための労働衛生教育の実施を確認できなかった事例もありました。熱中症による死傷災害を防ぐためには、体制整備や労働衛生教育の実施が必要と言えるでしょう。


参照元:
厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/001705024.pdf

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