東京都が「東京暑さマップ」公開開始

エリア別の熱中症リスクを1km単位で可視化

“出かける前の確認”が命を守る第一歩に。

熱中症のリスクを“地図で見える化”

東京都が公開した「東京暑さマップ」は、熱中症対策における画期的なツールです。いつ、どこで、どれだけ危険なのか──それを事前に“地図で見える化”することで、私たちの暮らしにどのような影響を与えるのか、詳しく解説します。

以下は、2025年6月24日付の日本経済新聞記事からの引用です。

「東京都は日本気象協会と連携し、都内全域の熱中症リスクがわかる『東京暑さマップ』をインターネット上で公開した。48時間先まで1時間ごとの暑さ指数(WBGT)が1キロメートル四方で確認できる。」
日本経済新聞|2025年6月24日配信

このマップでは、熱中症リスクを**「ほぼ安全」から「災害級の危険」までの7段階で色分け表示**。外出先や通勤経路の状況、イベントの開催可否を判断するための重要な情報源となります。

「東京暑さマップ」はこちらから

https://micos-sc.jwa.or.jp/tokyo-wbgt

また、1週間先までの日ごとの最高WBGT予測も表示されるため、計画的な行動調整にも活用できます。

WBGTとは「気温だけでは分からない危険」を数値化する指標です。

・湿度

・日射

・地表からの輻射熱

・風の有無
などを総合的に判断して人体の熱負荷を表します。

例えば、気温が28℃でも、湿度が80%を超えるとWBGT値は30を超え「厳重警戒レベル」となります。これはスポーツ活動や外作業の中止目安に相当する数値で、特に高齢者や子どもにとっては危険な状態です。

自宅周辺の“危険地帯”を把握し、避難先も確認を

東京都は「暑さマップ」だけでなく、防災マップを通じて「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」の情報も発信しています。
これは、エアコンの整った公共施設や商業施設などで、誰でも自由に一時避難できる場所です。

身近にある避難施設を事前に調べ、家族や高齢の親世代とも共有しておくことが、万一の備えになります。

「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」の情報はこちらから

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/coolshare

猛暑はもはや“自然現象”ではなく“災害”と呼ぶべき現象になっています。
東京都の暑さマップのように、テクノロジーで「リスクを見える化」する取り組みは、命を守るための重要なインフラといえます。

日々の移動やイベントの予定にあわせ、天気と同じように“暑さ”を確認する習慣をぜひ身につけましょう。

※出典:日本経済新聞「東京都、都内の暑さマップ公開 熱中症リスク事前把握」(2025年6月24日 18:30配信)
→ 日本経済新聞記事はこちら

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