目次
はじめに
室内で過ごす高齢者にとって、熱中症は大きなリスクです。東京都の調査では屋内で熱中症で亡くなった方の約8割がエアコンを使用していませんでした。高齢者は暑さや喉の渇きに対する感覚が鈍くなることがあり、熱中症の予防には周囲のサポートが欠かせません。
室内の環境を整える
1.エアコンを適切に使用する
我慢せずにエアコンをつけ、扇風機や換気扇を併用する。環境省のリーフレットでは、節電にも配慮しながらエアコンを上手に使うことが大切とされています。
2.暑さ指数と室温の確認
温度計やWBGT計を設置して室内の温度や湿度を確認する。暑い日は室温28℃以下、湿度60%以下を目安に調整します。
3、遮熱対策
すだれやカーテンで直射日光を遮り、窓やドアを開けて風通しを良くする。日中は家の中でも熱がこもりやすいため、遮熱と換気を意識しましょう。
こまめな水分・塩分補給
高齢者は体内水分量が少なく、脱水になりやすいと言われています。環境省の資料では、1日あたり1.2リットルを目安にコップ一杯ずつこまめに水分を取ることを推奨しています。のどが渇いていなくても定期的に水や経口補水液を摂り、持病がある場合はかかりつけ医の指示に従います。
周囲の見守りと声かけ
高齢者がエアコンや水分補給を嫌がる場合は、その理由を理解しながら声かけを行いましょう。見守りや訪問サービスの利用も検討し、1人暮らしの高齢者が孤立しないように支援することが大切です。
室内熱中症は注意を怠りがちな分、重症化しやすい傾向があります。高齢者本人だけでなく家族や地域全体で環境を整え、こまめな水分補給や適切な空調利用を徹底することで、命を守ることができます。
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