暑さ対策への関心が高まるなか開催された「第12回 猛暑対策展」。本展示会では、遮熱効果の高い帽子やウェアラブルクーラーなど、暑さ対策に役立つ多様なグッズが揃いました。そのなかから注目を集めたグッズをお伝えします。
農作業などに適した遮熱シート入りの帽子「コカゲル」
株式会社シゲマツの「コカゲル」は、帽子のクラウン部分(頭を覆う部分)全体とつばに遮熱シートを内蔵した帽子です。直射日光を跳ね返すとともに遮熱効果が高いので、農作業など屋外での作業時の暑さ対策に役立ちます。担当者は「農作業をしている人からは『今年『コカゲル』を購入したら、昨年よりも作業が楽になった』というお声もいただいています」と笑みを見せます。デザイン性に優れ、日常生活にも取り入れやすいのも、「コカゲル」の特徴です。「コカゲル」は、ECサイトや実店舗での購入が可能。「空調服🄬」ともコラボをしており、ファンが取りつけられる帽子も開発し、屋外作業での暑さ対策につなげていくつもりです。


つまづき防止・疲労軽減につながるインソール「労災リスク低減サポートサービス」
疲労は熱中症のリスクを高めるとされているため、作業による疲労を軽減すれば、熱中症リスクの低減が期待できます。有限会社ピーケントの「労災リスク低減サポートサービス」は、疲労軽減とつまづき防止の効果が見込めるサービスです。このサービスでは、企業を訪問し、その場で測定して従業員一人ひとりに合ったインソールを製造。オーダーメイドのインソールによって、つまずきや転倒などが防げるため、製造業など働く高齢者を中心に導入が進んでいるそう。さらに、オーダーメイドのインソールを使えば、仕事中も正しい姿勢が維持できます。担当者は、「姿勢が改善されれば、作業による疲労の軽減にもつながります」と力を込めます。


「高耐久・暑熱対策グローブ」は来年の商品化を目指す
株式会社ダイコープロダクトは消防や建設、電力などの分野で使われる特殊用途手袋を製造している企業です。今回、参考出品したのは、「高耐久・暑熱対策グローブ」。グローブの親指の付け根付近には汗を拭ける布を用い、さらに手の甲部分には蒸れにくい素材を採用しました。サイズはSからLLまで。これまで同社が製造してきた特殊用途手袋は、耐圧や突き刺し防止など用途が限定されているため、ターゲットが限られていました。しかし「高耐久・暑熱対策グローブ」は汎用性が高く、ターゲットが幅広いのが特徴です。同社の担当者は「展示会に来たお客様からの反応が良いため、来年には商品化を進めたいと考えています」と顔をほころばせました。


「REON POCKET 6」は服の下に隠れるサイズで通勤中も使いやすい
ソニーサーモテクノロジー株式会社が今年5月に発売したのが、「REON POCKET 6」です。同商品はウェアラブルクーラーで、首元に装着すると、接触した部分を直接冷やす仕組みです。温めることも可能なので、夏場だけではなく冬場も活用できます。コンパクトなサイズなので、装着すると服の下に隠れるため、通勤時にも使いやすいと好評だそうです。COOL(冷却)レベルは5段階、WARM(温熱)レベルは4段階あり、本体のセンサーが衣服内の温湿度とユーザーの行動を検知し、適切な冷却レベルに調整してくれます。たとえば暑い屋外から冷房が効いた室内に移動したら、自動で調整されるので常に快適に過ごせます。充電式で、冷却レベル4で使用すると5.5時間使用可能です。


会場には製造業や建設業など、暑さ対策が急務の業界関係者を中心に、熱心に各ブースで説明を受けていました。Vol.4では、各社の技術が詰まった暑さ対策につながる製品やサービスをお伝えします。




