2026年7月15日(水)~17日(金)に開催された「第12回 猛暑対策展」では、仕事中に着用することで暑さ対策につながる衣服も数多く展示されました。今回は各社の工夫が詰まった衣服などを取り上げます。
販売先として世界を視野に入れる「フリーズテック 氷撃α」
株式会社リベルタの「フリーズテック 氷撃α」は、生地の裏側に施された冷感プリントにより、汗と風に反応して生地温度が下がる特殊なウェアです。展示ブースでは長袖や半袖のウェアに加え、アームカバーなども展示されていました。温度調節糸と、太陽光を遮る遮熱糸も採用されているため、温度調節機能によりさらに冷感が持続します。バッテリーを使わなくても冷感が持続するので、あらゆる作業環境でも導入しやすいのが強みです。屋外で作業する人を中心に、導入が進んでいる「氷撃α」。同社の担当者は、「日本だけではなく、世界中のノンデスクワーカーにアプローチしていくつもりです」と意気込みを語りました。


「LIVMOA🄬」は冷却ベストとの併用で体温上昇が緩やかに
東レ株式会社の「LIVMOA🄬」は、粉塵や油など有害物質を扱う作業現場でも、有害物質の侵入を防ぎつつ暑さ対策にも効果を発揮する防護服です。「粉塵対策・汚れ作業用」「油汚れ・塗装作業用」などさまざまな種類があります。「第12回 猛暑対策展」では、冷却ベストと「LIVMOA🄬」を一緒に着用した際の暑熱負担を検証する実験結果を紹介しました。実験では一般に発売されている冷却ベストの上から「LIVMOA🄬」を着て踏み台昇降を15分間行い、運動中から安静時にかけて体温の変化を測定。他製品と比較し、「LIVMOA🄬」と冷却ベストを組み合わせると、作業中の体温上昇がより緩やかであることが明らかになりました。同社はこの研究結果を「LIVMOA🄬」の販売に役立てていく予定です。


ドライアイスの力で急速に冷やす「氷点下ベスト」
株式会社チクマと株式会社櫻製作所は、首元と脇に設けられたポケットにドライアイスを入れて人体を冷やす「氷点下ベスト」を発売しています。電気を使わないため、防爆エリアなどでも利用できるのがメリットです。これまでは青色のみでしたが、カラーバリエーションを増やし黒色を追加。さらに、作業着の下に着ることができる、フリーサイズのハーネスタイプの販売を開始しました。「氷点下ベスト」はドライアイスを利用するため、冷却効果が高く、製鉄や鉄鋼など暑さが厳しい現場での導入が進んでいます。同社の担当者は「今後はさらに自動車部品メーカーなど、さまざまな業界での導入を目指しています」と力を込めました。


「気化熱冷却ベスト」は空調服🄬とコラボし効果を発揮
威海聯橋国際/南海部品が展示していたのが、「気化熱冷却ベスト」です。ベストに設けられた挿入口から水を入れ、水が蒸発するときに体から熱を奪い、体を冷やす仕組みを採用しています。一見すると、体が濡れてしまいそうですが、特別なフィルター加工が施されており、蒸発する水は小雨よりもさらに小さい粒になるため、体が濡れる心配がありません。オートバイを運転する人や、暑い現場で作業する人を中心に購入が進んでいます。さらに、空調服🄬と組み合わせると、体を冷やす効果が高まります。担当者は「空調服🄬の下に『気化熱冷却ベスト』を着れば、気温40℃の屋外でも快適に過ごせます」と胸を張ります。


日常生活に取り入れやすいオシャレな「空調服🄬」
数多くの職場で導入が進む株式会社空調服の「空調服🄬」ですが、今回はto C向けに日常生活でも取り入れやすい「空調服🄬」を展示しました。アウトドアアクティビティーブランド「KiU」をはじめとしたブランドやキャラクター、スポーツチームとコラボをした製品を紹介。さらに、赤ちゃんと一緒に出掛ける際に役立つ「空調ベビーケープ🄬」など、幅広いラインアップを揃えました。衣服だけではなく、「空調服🄬」の技術を応用した「空調ベッド🄬」も提案。「担当者は「今年のリニューアルにより、洗えるようになったうえ、従来よりも湿度が4%下がりました。電気代も月約35円から月約15円と半分に抑えられるようになりました」と説明します。


「第12回 猛暑対策展」では、各社の製品をその場で着用して効果を確かめる来場者も多くいました。Vol.3では、暑さ対策に役立つ帽子やグローブなどをご紹介します。




